ダイヤモンドコア工法とは?
- コンクリートなどを綺麗に穴あけ
コアドリル、コア抜き、コア穿孔とも言われる工法です。ダイヤモンドコアドリルを試用して、建造物の鉄筋コンクリート、その他レンガ・みかげ石などあらゆる材質のものにたいして穴あけをする手法です。
橋梁の耐震補強ブラケット設置の穴あけを行ったり、解体工事にてコンクリートを切断したり、古くなったコンクリートの中性化テストピースの採取を行う等、耐震補強や解体工事では欠かせない工法です。
低騒音で粉じんが少ないため、環境を配慮しながら施工することができます。
湿式と乾式工法
湿式では、水を使うことにより粉塵を抑えダイヤモンド刃の摩耗による熱を冷まします。
切断のために水を使うため、ノロ水というコンクリートを切った灰色の水が出ます。
乾式は水を使わない工法です。
ノロ水が出ないため、営業中のビルや鉄道などで下の階に水漏れの恐れがある場合、人通りが多い場所などで施工します。
特徴
- 切れないものは無い
- 地球上一番固い、ダイヤモンドビットを使った穿孔なので、あらゆる材質も切断できます。
- 小口径から大口径まで
- 小さいものは27φから大きいものは600φまでのダイヤモンドビットがあり、用途に合わせた大きさに穿孔できます。
- 耳障りな音が少ない低騒音
- その他ドリルと比較して、音が小さく騒音が少ない事も特徴です。また、耳障りな高音域の音がカットされています。
- 粉じんが少ない
- 給水ポンプから水に圧をかけ水の供給を行って穿孔するため、粉じんが少なく環境に配慮することができます。(乾式ダイヤモンドビットを使用する場合もあります。)
- 狭い場所でも施工できる
- 機械が小型であるため、狭い橋梁の際でも施工する事ができます。
工事例
- 解体や改修におけるコンクリート切断工事
- 配管工事における壁などの貫通工事
- コンクリート構造物の耐震補強、設備取付けのための穴あけ
- 騒音が気になる住宅街付近の現場での工事
- コンクリートの中性化テストピース採取
- 頑丈な足場設置のための壁面穴あけ